本日、企画展関連イベント【ギャラリートーク「津軽こぎん刺し-現代アートとして-」】を開催いたしました。
間山淑子氏をお招きし、展示している作品の制作秘話や込められた思いなどを、約1時間にわたり語っていただきました。


今回の企画展示には、こぎん刺しの基本的な形の作品もあれば、絵画のような曲線、版画を彫る彫刻刀の線をイメージした作品がありますが、それぞれの刺し始めの部分はどこであるか、どのように模様を決めていくのか……
「写真撮影も絵で描くこともできないから、印象的だった風景を忘れないためにこぎん刺しで表現する」
間山氏がトーク中に話されていた言葉です。
間山氏の生活とこぎん刺しは密接に結びついているため、作品一つ一つに笑いあり、驚きありのエピソードがありました。
そして最後は、4mのタペストリー「津軽の夜明け」の前でトークを締めくくっていただきました。
お客様の中には涙される方も…😢

短い時間でしたが、間山氏の約60年にもわたるこぎん刺し活動の一端に触れ、こぎん刺しの奥深さを改めて実感しました。
実際にこぎん刺しをされる方にとっても、そうでない方でも学びのある時間になったことと思います。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
企画展「津軽こぎん刺しの世界-間山淑子作品展-」は、残すところあと1週間となりました。
既に見学された方も、まだの方も、ご来館お待ちしております!
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令和7年度企画展「津軽こぎん刺しの世界-間山淑子作品展-」
開催期間:令和7年4月25日(金)~6月22日(日)
開館時間:9:00~17:00(期間中休館日なし)
入館料:一般310円
高校生・大学生160円
中学生以下・70歳以上無料
(常設展と展望台もご見学いただけます)
お問い合わせ📞:017-763ー5519
こぎん刺し講師、間山淑子氏の作品(タペストリー、衝立、バック等)を約100点展示いたします。間山氏は、古作こぎん刺し着物の伝統技術と基礎模様を継承した作品や、現代の色彩豊かな布と糸を用いて現代アートとして発展させた作品を多数制作し、国内外で高く評価。その作品は「青森県民手帳」の津軽こぎん刺しの表紙デザインとして広く親しまれています。古作こぎん刺し着物(青森県指定有形民俗文化財「青森の刺しこ着」)の展示とともに、現代こぎん刺しの技術と文化の継承・発展を、是非この機会にご覧ください。
資料:間山淑子氏所蔵、青森市教育委員会所蔵

















