ワークショップ開催

5月30日(月)、ワークショップ「裂織のミニセンターづくり」を開催しました!

講師は、津軽裂織伝統工芸士の村上あさ子氏(テキスタイルスタジオ村上)です。

先生が自ら染めあげたシルクの布5種類を細く裂き、卓上の織機を使って織りあげます。

横糸になる布は同じでも、縦糸の色が異なると、また違った表情になります。

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会場内は、布を裂くビィーという音や、布を押すトントンという心地よい音が響きます。IMG_0052(小)IMG_0053(小) IMG_0055()

完成した「世界にひとつだけの作品」にみなさん笑顔でした!

次回は6月5日(日)開催です。(募集は締め切りました。)

修学旅行のシーズンです!

修学旅行の生徒さんたちが来館する頃になりました!北海道からの修学旅行生が多いです。

グループの自主研修で、自分たちで交通機関を調べて来館し、挨拶もしっかりとしていて、感心してしまいます。

事前に質問を考えて解説員の説明を聞いて学習したり、「あおもりのなぞなぞクイズラリー」に挑戦したり、昔のあそびを体験したり、みなさん楽しんで歴史を学んでいます!

はごいた(小)

羽根つき名人発見!テニス部とのことでした(^^)!

クイズラリ―(小)

クイズラリー全問正解!頑張りました!歴史館オリジナルの和柄のはぎれを利用した缶バッチをプレゼント。

 

 

おすすめ!昔のあそびコーナー

昔のあそびコーナー感染予防対策をして開催中です!こま(ずぐり、逆さこま、すもうこま、三段こま)、紙相撲(自分で力士を作ることもできます!)、けん玉、めんこ、お手玉、だるま落とし、はごいた、はしごだるま、輪投げ、ぱたぱた…などで遊べます。 おすすめは 「ずぐり」です。 雪国津軽地方伝統のこまで、ずぐり縄を使って回して遊びます。床だけではなく雪の上でも回すことができるのが特徴で、青森県伝統工芸品に指定されています。雪の上でも回せるように“立ち子”と呼ばれる軸の部分が太く、中はすり鉢状で色鮮やかです。雪を固めてアイスバーン状に作った“盤コ(ばんこ)”と呼ばれる雪の土俵で、「ずぐり」とは、頭をくりぬいているという意味で、漢字で「頭繰り」と書きます。形の違いで「かぶずぐり」と「皿ずぐり」があります。ぜひ「昔のあそびコーナー」で挑戦してみてね!IMG_0021

【写真】津軽系こけし工人 小島 利夏 工人 作(※ずぐりは津軽系伝統こけし工人が作ります。ずぐり作りは削る、えぐる、曲線を出すといったこけし作りに必要な基礎技術が詰めこまれているため、こけし作りの修行を始める際にまず師匠からずぐり作りを学ぶとされます。)

左:かぶずぐり(野菜のかぶのような、丸みをおびた形のずぐり)2.5寸(直径約8㎝)

右:皿ずぐり(かぶずぐりに比べてエッジがある、お皿型のずぐり)2.5寸(直径8㎝)

手前:ずぐり縄(ずぐりに巻いて回すワラの縄。ロープでも代用できますが、ワラの方が滑りにくく力が入りやすいです。)

企画展「裂織」終了しました。

令和3年度企画展「裂織~サグリとコタツがけ~」が終了しました。本来は1月15日~3月15日開催予定でしたが、1月20日~2月28日は感染拡大防止対策に基づく臨時休館でご覧いただける期間が短くなり、来館者の皆さまにはご迷惑をおかけいたしました。

展示した裂織は42点です。現在は民芸品として人気の高い裂織も、元々は貴重な木綿布をいかに有効活用して温かく丈夫な布を作るかという、作り手の女性たちの工夫と苦労から生み出されたものでした。漁師の仕事着としての「サグリ」は、主に津軽半島や下北半島沿岸部で明治~大正時代に使われたものです。青森県有形民俗文化財「青森のさしこ着」に指定されています。また、「コタツがけ」は主に南部地方で大正~昭和初期にかけて使われたものです。

来館者の皆さまからは「実物を見ることができ、女性たちの布に対する熱い思いが伝わってきました。」「細かい作り方に驚きました。」「裂織のコタツがけは知っていたが着物は知らなかったのでびっくりしました。」「子供の頃、実家で裂織のコタツがけを使っていたのを懐かしく思い出しました。」との声をいただきました。

たくさんのご来館ありがとうございました。展示医療IMG_0018IMG_0128

 

施設再開のお知らせ

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため臨時休館していましたが、感染予防対策を講じた上で3月1日(火)から通常通り開館します。

企画展「裂織~サグリとコタツがけ~」も3月1日(火)~15日(火)に再開します。開催期間の延長ができず、来館者のみなさまにはご不便をおかけして申し訳ございません。引き続き感染対策をしっかり行い、楽しんでいただけるよう頑張ります!