カナイト売りじさま

カナイトは木綿糸のこと。歴史館に展示されている刺しこ着の刺し糸にも使われています(^^)/前回ご紹介した北畠八穂の随筆集『津軽野の雪』(朝日新聞社 1982年)に、吹雪のときにやってくる「カナイト売りじさま」のことが書かれています♪「吹雪がつづけば、村人は町買いに行くのがタイギになります。(中略)こういう日に、老人のしわがれた声で『カナイトゥ』とふれてくるのです」(前掲書p180)。カナイト売りじさまは木綿糸のほかに、駄菓子や油揚げなどももってきたとあります。そんな小さな小さな百貨店を背負ってくるカナイト売りを、子どもたちは声をそろえて「カナイトじさまぁ」と呼びこんだとのこと。津軽地方の生活風景がたくさん描かれた北畠八穂の随筆、興味のある方は是非読んでみてくださいね~

北畠八穂のみた津軽さしこぎん

青森市出身の小説家で児童文学作家の北畠八穂(1903-82)は、歴史館の青森市ゆかりの人びとのコーナーでも紹介されています(^^)/ところで、八穂の没後に出版された随筆集『津軽野の雪』(昭和57年)に「津軽さしこぎん」の一編がおさめられていました♪八穂は「津軽は野が多い。野良着のすばらしいのが出来た。さしこぎんという。(中略)この重宝な郷土芸術さしこぎんは、冬ごもりの雪あかりで、津軽の女達が、その愛する者のためと、自分用に、心の中の唄を、思い思いの模様に案じて、ぬいとった品だ」(前掲p52-53)と書いています。当時の情景が浮かんでくるようでステキですね(^^♪

ツボ子の伝説の地へ!

12月15日(土)からはじまる「あおもりの伝説展」では、源義経伝説や炭焼藤太伝説などの有名な伝説のほか、地域に残るさまざまな伝説や伝承も取り上げることにしています(^^)/今日は、新井田川のほとりの沼の主である大蛇に引かれて入水したという三内村のツボ子の伝説の地、坪貝神社に写真撮影に行ってきましたよ~☆