北畠八穂のみた津軽さしこぎん

青森市出身の小説家で児童文学作家の北畠八穂(1903-82)は、歴史館の青森市ゆかりの人びとのコーナーでも紹介されています(^^)/ところで、八穂の没後に出版された随筆集『津軽野の雪』(昭和57年)に「津軽さしこぎん」の一編がおさめられていました♪八穂は「津軽は野が多い。野良着のすばらしいのが出来た。さしこぎんという。(中略)この重宝な郷土芸術さしこぎんは、冬ごもりの雪あかりで、津軽の女達が、その愛する者のためと、自分用に、心の中の唄を、思い思いの模様に案じて、ぬいとった品だ」(前掲p52-53)と書いています。当時の情景が浮かんでくるようでステキですね(^^♪

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